プロフィール
こんにちは
Beautysalon Sunnyオーナーの佐野亜耶菜です。
まつげの世界に魅了されるまでのストーリー
私がまつげの世界に魅了されるまでのストーリーをお話ししていきます。
わたしは「アイリスト」という仕事を始めた当初、まつ毛一本に対してエクステを一本つけることを淡々と「作業」のようにやっていました。目を開けたときのまつ毛の見え方や、お客さまの目の形に合わせたデザインなど考えることもなく、ただエクステをつけていました。
そんな当時の私でもご来店してくださるお客さまがいました。そのお客さまの1人は1ヶ月に一度必ずご来店してくださるお客さま。ある日その方が癌になってしまい入院するため、次のご来店が1か月以上空いてしまうとおっしゃいました。
とても心配しましたが、その方は退院後また辛い治療中の中ご来店くださったのです。
そしてその後も抗癌剤治療を続ける中で、体が楽になる期間に必ずご来店くださるのです。
治療との期間を逆算してまで毎回予約してくださるのです。わたしは、その時初めてお客さまにとってわたしがただつけているまつ毛が、生活の中でわたしの想像以上に大切なものだということに気づきました。
そして、すごく今までの自分が恥ずかしくなりました。「プロとして仕事できていただろうか?」
「自分がお客さまの立場だったらどうだろうか?」初めて自分の仕事について考えました。
そして、自分にできることはなんだろうと考えました。少しでもお客さまの負担を減らせるよう、辛い入院生活の中でまつ毛がついていて嬉しい時間が増えるよう、どうしたら持ちが良くなるのだろうと、まず考えました。
持ちが良くなる方法を教えてくれる講習を何個も受けました。そして治療と共に少なくなったまつ毛に「どうしたら負担なくエクステをつけれるだろうか?」「ずっと続けていくにはどうしたら良いだろうか?」と考えました。そこでボリュームラッシュに出会いました。極細毛で束を作り一本の自まつげにつけるのです。
これなら、自まつ毛が抜けて隙間ができても分からなくしてあげることができる!と思い、ボリュームラッシュの講習に行きました。ボリュームラッシュの技術は難しく、練習を重ねました。そしてその練習の中でデザインを考えるようになりました。どこにどの長さをつけたら目が大きく見えるのだろう、お客さまそれぞれの目の形に合わせてつけるにはどうすればよいのだろう。
今まで考えたことのなかったことを考え始めました。たくさん練習し初めてボリュームラッシュをつけたと、目を開けて鏡を見たお客さまの顔が忘れられません。細くなってしまったまつ毛に、不安を感じていたお客さまの顔が嬉しそうでキラキラしていました。シングルラッシュでは叶えてあげることのできなかった、隙間を埋めてあげることができました。
その顔が嬉しくて、その瞬間初めて私は「アイリスト」という仕事が心の底から楽しめました。ただつけて喜んでもらえた時より、お客さまを思ってそのために学び練習して喜んでもらえたことが嬉しくて。
「ああ、この瞬間のために頑張って良かった」と思えました。
アイリストは、「ただまつ毛をつけるだけではない」ということに気づけたのです。私次第で、「もっとお客さまに寄り添える」ということに気付いてから仕事や、お客さまに対する意識も変わりました。
人生を共に過ごせるような関係を築けるよう、まつ毛以外の悩みも話せるような関係でいたいと思うようになりました。
そして私自身子育て中でもありますので、女性の皆さまにとってサロンに来ていただく時間を作ることがどれほど貴重な時間かを痛感しています。
月に一度サロンに来ていただく時間を、日常を忘れ誰にも邪魔されない「くつろぎの時間」になるようこだわった空間を作り、お客さまとの時間を共有したいと思い完全貸切のプライベートサロンを立ち上げました。
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。